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2022年度 理事長所信


一般社団法人横手青年会議所

理事長 蓬田 太一



【はじめに】

 こんな時代だからこそJCを。 
 なぜならば、時代が大きく変わろうとも、世界規模のパンデミックが起きようとも、私たちは歩みを止めなかったからです。横手青年会議所は41年の歴史の中で、数多くのまちとひとをつくる運動を展開してきました。それは誰かに頼まれたわけでもなく、自らの意思で横手をより良く変えていくために起こした運動です。この社会へ無条件で奉仕をしようと脈々と続いてきた運動は、数多くの背景と目的とともに、今日の私たち現役世代へ受け継がれています。時代の節目でよく囁かれる言葉、「今のやり方は古臭いから変えたほうがいい」「昔なんて関係ないから自分たちの好きなようにやろう」それは正解でもあり間違いでもあります。大切なのは、現状に至る背景をしっかり考察し、そこから見えてきた過程を鑑みて行動できているかということです。つまりはJCでしか得られない価値ある情報、先輩諸氏が残した歴史を、ないがしろにしてはいけないということです。自らの足元すらままならない状態では、周りのことなど何もできません。いかなる時代も横手青年会議所は自らを見つめてきたからこそ、この広い横手の課題や問題が見えていた団体なのです。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、私たちJCの活動・運動も転機を迎えています。さまざまな技術がさらなる進化を遂げる今、情報に惑わされることなく、基本に立ち返り、時代のニーズを捉え、未来を切り開く団体であり続けなければなりません。先輩諸氏のこれまでの功績に敬意と感謝を表しつつ、明るい豊かな社会の実現のために、私たちの横手のために尽力します。



【SDGs推進について】

 2019年度から全面的に推進していますSDGsですが、近年ではテレビコマーシャルを見ても分かる通り、大企業をはじめ中小企業においても積極的に持続可能な開発目標(17
の目標&169のターゲット)達成へ向け取り組んでいます。このように日本国内でも広がりを見せる中、横手青年会議所はいち早くSDGsに取り組んでいる団体として、横手の企業に対し重要性を発信していく必要があります。そこで、会員企業への普及はもちろんですが、横手青年会議所で取り組んでいるSDGsの事例や取り組みの積極的な情報発信を行います。小さな動きだけでは達成できませんが、小さな動きがないと大きな動きは生み出せません。世界中の人々と一緒に、SDGsの達成期限の2030年12月31日までに目標を達成します。



【まちづくりについて】

 横手市では、全国の地方都市で問題とされている少子高齢化や、若者の都市部流出などが同様に取り沙汰されていますが、住んでいる人々にとってそれらが本当に解決すべき最重要事項なのでしょうか。様々な変化を見せる現代社会において、アンテナを張り巡らせ、時代に即した事業を展開することこそが、私たち横手青年会議所に与えられた責務だと考えます。机上だけではなく現場でリサーチを行い、横手の本当の課題やニーズを把握し、それらの問題を可視化した上で、解決できる最善の手法を用いた、地域を明るく照らす!まちづくり事業を実施します。



【青少年の育成について】

 技術革新が急速に進んでいる社会で、学校教育にも大きな変化が起きています。小中高の一貫した学びを重視した新しい学習指導要領に改定され、小学校におけるプログラミング教育や外国語教育がスタートしました。2022年4月からは、高等学校において公共が必修科目として追加になります。公共の目標では、人間と社会のあり方についての見方・考え方を働かせ、現代の諸課題を追求・解決する活動を通じて、公民としての素質・能力を育成することを目指すと述べられています。これらを考慮し、知識の理解の質をより高め、新たな時代を生き抜く青少年育成事業を実施します。



【会員の拡大について】

 こんな時代だからこそ、JCに所属し、まちを少しでもより良くしようと力を尽くす青年経済人を増やさなければなりません。会員の拡大には個々の人脈や動きも重要ですが、本年度は組織で惹きつける会員拡大を実施します。組織で惹きつける拡大とは、言葉の通り横手青年会議所に興味をもってもらい、魅力を感じた上で入会してもらうことです。魅力を感じてもらうには、横手青年会議所の会員は魅力ある青年経済人でなければなりません。本年度新たに設置した会員研修室と連携し、無償の愛があふれる会員が一丸となり、ともに活動する仲間を増やします。



【会員の育成について】

 経済発展による利益の追求は会社を存続させる上でも間違いなく必要です。しかし、ただ追い求めれば良いというわけではありません。私たち会員は、経済をリードしながら互いを思いやることができるようになる社会的発展も牽引しなければなりません。そこで、本年度の育成テーマを「無償の愛」と定めます。無償の愛とは、損得だけで物事を考えず、人を愛し、人のために無条件で奉仕できるようになることです。ここ数年の会員減少と入会歴が3年未満の会員増加により、脈々と受け継がれてきたJCイズムがうまく伝達できていません。基本に立ち返り、しっかりとした個人目標をもった、無償の愛があふれる会員を育成する研修を実施します。



【結びに】

 私たちは一人ひとり違う人生を歩んでいます。ひとりの大人として、青年経済人として、抱えている責任や大切にしているもの、考え方、将来目指すところも人それぞれです。そんな多様性のある人材が、横手青年会議所として志を同じく活動・運動を続けています。それ自体が素晴らしいことだと感じ、この団体が存在し続けることが横手にとってより良い影響をもたらし、より魅力ある横手になると確信しています。
 私たちはこれからの人生、JCの活動・運動に限らず、新しいことに挑戦する時、失敗を恐れるかもしれません。しかし、精一杯向き合って挑戦する中で生まれた失敗は、成功のための糧となります。強い想いをもって挑めば、必ず成功の道は切り開かれます。今日の行動から未来は作られます。目の前に道がないのなら道をつくればいい。目の前に立ちはだかる壁があるのなら、その壁をぶっ壊せばいい。たった一度の人生、揺らぐことのない想いをもって生きていきましょう。






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